HEISEI楽市楽座・宝塚大会にぜひご参加を!2007年度 第22回日本複写産業協同組合連合会 全国大会 in Takarazuka
 

伍芳(ウー・ファン)さんによる中国古筝の演奏:懇親会にて

古筝について 箏(zheng) =古筝(gu zheng)

筝は中国の伝統的な民族楽器で弦楽器に属する弾撥弦楽器であり、
日本のお琴のルーツでもあります。

筝の歴史は古く、既に春秋戦国時代に秦の地で流行していました。
筝はそれ自体、錚錚“zheng zheng”とした音を発することから命名された
という説があり、初期は5弦だったともいわれていますが、
漢代以降12弦、13弦のものが現れ、明、清時代から15弦、16弦となりました。
最近では、21弦、23弦、25弦などの筝が多く演奏されるようになり、
転調用のペダルが付いた26弦筝なども新たに作られています。
筝は桐の木で作った長方形の音箱にスチールの上にナイロンと絹糸を巻いた弦を
張り、柱で音階を調節しながら、右指先に三つまたは四つ玳瑁で作られた義爪を
テープで固定して弾きます。

最近では曲によって両手に義爪をつけて演奏するスタイルも増えてきました。
古筝は華やかな音で、美しい叙情的な曲を表現できるほか、
気勢盛んな曲もよく表現する事ができます。古人はかつて
  筝を弾じて逸饗を奮わせ、新声妙にして入神たり
坐客筵に満ちて都(みな)語らず、一行の哀雁十三の声
といった生き生きとした詩句を用いて、古筝の演奏芸術の妙に触れ、
古筝によって人がさまざまな思いを馳せる境地を描写してきました。
また、演奏をしながら歌うスタイルも妙味であったようです。

何世紀にも渡る時代の変遷の中でも楽器の本質を失わず、
その伝統を受け継ぎつつも常に新たな音楽的境地を求めて進化していく古筝は、
未来に向けて多くの可能性を秘めながら響き続けていくことでしょう。
伍芳(ウー・ファン)

演奏曲目(予定)

又見炊烟(You Jian Chui Yan/ヨウ ジェン チョエ イェン)〜里の秋〜
作詞:斉藤信夫 作曲:海沼 實 中国歌詞:壮奴  編曲:長尾行泰/伍芳
作詞されたのは1941年、太平洋戦争勃発から間もない頃で
斉藤信夫の好きな童謡を書く時代背景ではありませんでした。そこで、
息子が戦地にいる父への慰問文を書く形式ならばと思い書かれた曲
といわれています。当初は4番まで存在し題名は「星月夜」だったそう。
戦後、NHKラジオの番組で復員兵を迎える曲として詞が作り替えられ、
題名も「里の秋」として世に出ます。海沼 實の奏でる情緒的なメロディー
とあいまって当時の人々の心をとらえ、大反響を呼ぶようになりました。
後に中国にも渡り中国語に訳され、鄭麗君(テレサ・テン)、
王菲(フェイ・オン)のカバーにより中国でも人気を博した曲です。
→最新アルバム【Jasmine Flower〜中国歌物語】に収録。
雪山春暁(Xue shan chun xiao/シェー シァン チュン ショウ)
作曲:范上蛾/格桑達吉

チベットの春の祭りをテーマにした作品で、
抒情的な現代古筝の名曲です。
厳寒の雪山に春が訪れ、雪が溶け、
川となって流れて行き、万物が再び蘇える。
人々が楽しく踊りながら春を迎える様子が
生き生きと表現されている曲です。
→デビューアルバム【筝心】に収録。

戦台風(Zhan Tai Feng/ジャン タイ フン)
作曲:王昌元
大自然の猛威である台風と闘う労働者たちの
強靭な精神を表す曲です。
素晴らしい躍動感を、高度な演奏技法で表現しています。
→デビューアルバム【筝心】、
  アルバム【万華鏡】に収録。
茶馬古道(Cha Ma Gu Dao/チャー マー グゥー ドー)
作曲:韓紅  編曲:京田誠一
世界遺産「麗江」を有する中国雲南省からチベット、インドまでつながる
「茶馬古道」は、二千年以上の歴史を持ち、第二のシルクロードとも
呼ばれています。標高2000mを超える山々の峰を、完全に人と馬の脚
だけでたどっていった当時の人々や、そこに厳しく立ちはだかる
神秘的な大自然を音楽で見事に表現しました。
まぶたを閉じれば、茶馬古道と共に力強く生きた人々の表情や
馬の蹄の音までもが甦ってくるような気持ちになります。
→最新アルバム【Jasmine Flower〜中国歌物語】に収録。
※当日曲目変更する場合がございますが、予めご了承くださいませ。

公式サイトのご紹介

伍芳さんの公式サイトはこちら
http://www.moz.co.jp/wu-fang/

2007年度 第22回日本複写産業協同組合連合会 宝塚全国大会
主催:日本複写産業協同組合連合会
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